テスラ 2022年も株価上昇は続くとアナリストが予想

ウェドブッシュ証券は、テスラ(TSLA)が「2022年に向けて明らかに優位な立場にある」とし、中国の需要を含む3つの触媒が株価を上昇させると見ています。

ウェドブッシュは、テスラ株の現在のベース価格目標を1,400ドル、ブルケース目標を1,800ドルとしています。ダン・アイブズ氏率いる同社のアナリストは、同株に対するアウトパフォームの評価を維持するとメモに記しています。

株価は2021年に54%上昇し、時価総額は1兆ドルを超えています。

アイブズ氏は、「テスラに関する全体的な強気のテーゼの要は中国にある」と述べ、2022年には電気自動車メーカーの納入台数の40%を中国が占めると推定しています。また、中国は来年、テスラにとって1株あたり400ドルの価値があると述べています。

同アナリストは、テスラには「需要が供給を上回っているというハイクラスの問題」があるとし、これらの問題を緩和する鍵は、テキサス州オースティンとベルリンに建設されるギガファクトリーであり、これによって「テスラのグローバルな生産のボトルネックが緩和される」と述べています。

同氏は2022年末までに、テスラは現在の約100万台から年間約200万台の生産能力を持つようになると考えており、現在、全体的な台数増加の足かせとなっているサプライチェーンの問題も解決できるはずだと見ています。

「物流面でのハードルは短期的なコスト負担となるが、特に中国で販売・生産される利益率の高い車が増えることで、テスラは今後12~18カ月の間に自動車の粗利益率と収益性のプロファイルをさらに拡大できる可能性があると考えている」とアイブズ氏は付け加えています。

*過去記事はこちら テスラ TSLA

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