アマゾン 3割を超える株価上昇の余地ありとアナリストが評価

2021年、アマゾン・ドット・コム(AMZN)の株価は、全体の市場に遅れをとっています。アマゾン株の2021年の上昇率は4.2%。その一方で、S&P 500指数は28%と大きく上昇しています。しかし、2022年に向けて強気の見方をするアナリストが増えています。

Monness Crespi Hardtのアナリストのブライアン・ホワイト氏は、12月27日付けのメモで、「買い」の評価と4,500ドルの目標価格を改めて表明しました。

同氏は、「2020年に好調な株価を記録したアマゾンは、今年の全体の市場の上昇に遅れをとっているが、2022年には同社の運命が変わると考えている」と書き「我々の見解では、アマゾンは、加速するデジタルトランスフォーメーションの最大の受益者の一人として、この危機を脱するユニークな立場にある」としています。

ホワイト氏は特にAmazon Web Services(AWS)事業を高く評価しています。同氏は、AWSの事業について、中核となるパブリック・クラウドだけでなく、オンプレミスの構成やモノのインターネットなどをサポートするソリューションへ拡大していることを指摘しています。

同氏は、Eコマース、AWS、デジタルメディア、広告、Alexaなどの成長が期待できる事業が非常に魅力的だと考えています。

ここ数年、アマゾンはより魅力的な利益トレンドを提供し始めているが、その急速な成長のために積極的な再投資を続けているため、同社の収益性は長期的な潜在力を下回っていると同氏は分析し、伝統的なPERやその他の利益指標は適用できないと考え、企業価値対売上高比率で評価していると述べています。

アマゾンの12月27日の終値は3,393.39ドル。ホワイト氏の目標株価で考えると、約33%の上昇の余地があることになります。

*過去記事はこちら アマゾン AMZN

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