11月26日の米国市場は南アフリカで発生した新型のコビッド19に対する懸念でダウの下げ幅が一時1,000ドルを超えるなど大きく下落しましたが、そんななか、ステイ・アット・ホーム銘柄、日本で言うところの巣ごもり銘柄やワクチンメーカーの株価は逆行高を演じました。
ビデオ会議のズーム・ビデオ(ZM)は5.7%上昇し、220.21ドル。インターネットに接続されたステーショナリーバイクのメーカーであるペロトン(PTON)は、5.7%増の46.41ドルで取引を終えています。
両銘柄とも、今年に入ってからは成長鈍化の懸念から低迷しています。パンデミック時には大きく上昇しましたが、その後、人々が徐々にオフィスに戻り、ジムが再開されたことで株価は大きく下がっていました。
Covid-19ワクチンを開発しているモデルナ(MRNA)は21%上昇し、329.63ドルとなりました。同じくワクチンメーカーのファイザー(PFE)は6.2%上昇。バイオンテック(BNTX)は14%上昇しました。
ファイザーとバイオンテックは、欧州医薬品庁が25日に両社のCovid-19ワクチンを5歳から11歳までの子供に使用することを推奨すると発表したことでも上昇した。
しかし、Covid-19に大きな変異が見られるとの懸念が投資家の信頼を失い、26日の株式市場は低迷しました。ダウ平均は2.53%、S&P500は2.3%、ナスダックは2.2%の下落となりました。