テラドックが11月18日に大きく下落した理由

テラドック・ヘルス(TDOC)の株価は11月18日に大きな打撃を受けました。一時は10%近くも下落する場面もありましたが、終値は前日比8%減の124ドルでした。

株価の下落は、同社が18日に行われたインベスター・デイにおいて、いくつかの予測を発表したことによるものです。提示された指標は、現在のアナリスト予想とほぼ一致(場合によってはさらに良好)していましたが、投資家は経営陣からのより刺激的な見通しを期待していたのかもしれません。

テラドックは、2022年度の売上高を26億ドルとし、25.8億ドルとするアナリストの予測をわずかに上回りました。さらに長期的には、2024年度の売上高は40億ドルを超え、複合平均成長率は25%から30%になると予想しています。

今回の発表で投資家を失望させたのは、2021年度の売上高を20億1,500万ドルから20億2,500万ドルとする経営陣の見解でした。この予測範囲の下限は、アナリストによる2021年度の売上高予測の平均値である20億2,000万ドルを下回っています。

しかし、アナリストの予測に比べて少ないと思われる予測にあまりこだわる必要はないと思われます。その一方で、経営陣が今後数年間の大幅な成長を見込んでいることは良いニュースです。このことは、同社が米国で狙っている2,610億ドルのアドレッサブルマーケットの収益化を進展させるための長期的な戦略に自信を持っていることを示しています。

さらに、テラドックが通期の売上予想を引き下げたわけでもありません。この予想は、ほんの数週間前にすでに案内していたものと同程度です。18日の急落はあまり気にする必要がないと思われます。

*過去記事はこちら「テラドック TDOC

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