リヴィアン 少しだけブレーキをかける時とバロンズが警鐘

リヴィアン・オートモーティブ(RIVN)の株価の上昇は11月16日も続いています。11月16日の株価(米国東部時間3:18PM)は前日比13.44%増の169.44ドルとなり、11月9日の初値78ドルから2倍以上となっています。

市場デビュー後の5取引日で株価が2倍以上になるというこの高騰ぶりに、米国の経済誌バロンズが、決してリヴィアンに対して弱気な見方をしているわけではないと断りながらも、「急激に上昇した株はたいてい急激に下降する」と警鐘を鳴らしています。

同誌は、リヴイアン株は新しすぎて、まだRSI(相対力指数)がないことを指摘しています。トレーダーは、基本的に、良いニュースが多すぎるかどうかを判断するためにこの指標を使用します。

一般的なRSIは、2~3週間の株価の動きを見て、その動きを過去の動きと比較します。50の水準は、株価が過去と同じように上下していることを意味します。30以下であれば、投資家が弱気になりすぎていることを意味し、株価が反発する時期に来ていると考えられます。70を超えると、その逆の意味になります。

テスラのRSIは、CEOのイーロン・マスクがツイッターのフォロワーに、保有する株式の10%を売却して、これまで未実現だったキャピタルゲインに税金をかけるべきかどうか尋ねた直前に90を超えていました。その答えは圧倒的に「イエス」で、マスク氏は約1週間前から株を売っています。16日の取引では、テスラの株価は世論調査以降約17%下落し、RSIは53まで低下しました。

RSIのようなテクニカル要因は、ニュースに対する反応の方向性や大きさを投資家に伝えることができます。

リヴィアンに関しては、今後車両納入のような良いニュースが出てくることが考えられる一方、ウォールストリートが「ホールド」や「売り」の評価でカバレッジを開始するような悪いニュースもあるかもしれないとバロンズは指摘します。

もちろんアナリストはさらなる上昇を期待する評価を下すかもしれませんが、バロンズの経験では、「ホールド」の評価が最も可能性が高いように感じられるそうです。

「今は、投資家がシートベルトを着用するのに良い時期」とバロンズは見ています。

*過去記事はこちら「リヴィアン RIVN

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