リヴィアン IPO価格を78ドルに設定、企業価値は700億ドルに

リヴィアン・オートモーティブは11月10日にナスダックでRIVNというティッカーで取引されます。

経済誌バロンズが報じているところでは、新規株式公開の価格を1株78ドルに設定したと、事情に詳しい人物が語ったそうです。

この78ドルは、リヴィアンが先週設定した価格帯を上回っています。目論見書によると、同社は1億3500万株を57~62ドルで売り出すことを申請していましたが、11月5日に価格帯を72~74ドルに引き上げています。

引受会社がいわゆるグリーンシューを行使した場合の発行済み株式数8億7,310万株に基づいて、リヴィアンは約700億円と評価されることになります(グリーンシューとは、案件の引受人がIPOの株式を公募価格で購入できるというものです)。

リヴィアンの評価額が700億ドル近くになれば、11月9日に時価総額510億ドルで終了した本田技研工業(HMC)の時価総額を上回り、リヴィアンの投資家でもあるフォード・モーター(F)の評価額800億ドルに近づきます。ゼネラル・モーター(GM)の9日の時価総額は851億ドルでした。

2009年に設立されたリヴィアンは、オール電化のピックアップトラックやSUVを製造しています。10月30日時点での従業員数は9,195人。カリフォルニア州アーバインにあるこの会社は、電気自動車のトップメーカーであるテスラ(TSLA)の有力なライバルの一つになると考えられています。

*過去記事「EVのリヴィアン、まもなく上場」「アマゾンが支援するリヴィアン、来週上場

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