オン・セミコンダクター（ON）は、自動車用および産業用半導体のプロバイダーとして、好調な需要とマージンの拡大により、予想を上回る決算を発表し、11月1日に株式が大幅に上昇しました。
前営業日比12.61%増の54.13ドルで取引されています（米国東部夏時間2:45PM）。
オン・セミの第3四半期の売上高は、前年同期比32％増の17億4,000万ドルで、ウォール街のコンセンサスである17億1,000万ドルをわずかに上回りました。非GAAPベースの利益は1株当たり87セントで、アナリスト予想の74セントを上回りました。
同社はこれまで、売上高を16億6,000万ドルから17億6,000万ドル、非GAAPベースの利益を1株当たり68セントから80セントと予想していました。一般に認められた会計原則では、ONは1株当たり70セントの利益を計上しました。
非GAAPベースの売上総利益率は、第2四半期の38.4％、前年同期の33.5％から41.5％に急上昇しました。
CEOであるHassane El-Khoury氏は、声明の中で、自動車業界および産業界のエンドマーケットからの部品需要が「堅調」であると述べています。
第4四半期の売上高は17億4,000万ドルから18億4,000万ドル、非GAAPベースの利益は1株当たり89セントから1.01ドル、GAAPベースの利益は1株当たり67セントから78セントと予想しています。一方、業界のコンセンサスでは、売上高17億2,000万ドル、非GAAPベースの利益は1株当たり75セントとされていました。
この好調な業績は、11月1日の引け後に第3四半期の業績を発表する予定のNXPセミコンダクタ（NXPI）をはじめとする、自動車関連に特化した他の半導体企業の株価にも好影響を与えています。NXPの株価は2.25%増で取引されています。
決算発表後の10％を超える急騰は前期に続くものです。「オン・セミコンダクター 好決算で株価急騰」