「トゥイリオ 業績ガイダンスとCOOの退任で11%下落」でお伝えしたことを受けて、トゥイリオ(TWLO)の株価は10月28日の市場で前日比17%減の286.87ドルと暴落しています。
しかし、このような状況にもかかわらず、アナリストは強気の姿勢を崩していません。
RBC キャピタル・マーケッツのアナリストは、トゥイリオが第3四半期の調整後の利益を1株当たり1セントと発表し、14セントの調整後の損失を予想していたのを上回ったことから、同社の株価に対するアウトパフォームのレーティングと目標株価450ドルを維持しました。
RBCは、トゥイリオの株価が下落した理由として、「既存事業売上高の伸びが12ポイント減速したこと、粗利益率の上昇幅が限られていること、通常よりもガイダンスが弱いこと」を挙げています。
RBCは、「既存事業の成長率を30%以上に引き上げるための十分な手段を備えた22年度の体制については、依然として強気である」と述べています。トゥイリオの第3四半期の既存事業売上高成長率は38%で、第2四半期の50%から低下しました。
米国みずほ証券のアナリストは、トゥイリオの「買い」の評価を継続しましたが、「目先のプレッシャーと同業他社の倍率の低下を理由に」、目標株価を430ドルから375ドルに引き下げました。
アナリストは、「通信インフラから顧客エンゲージメントプラットフォーム(CRM3.0)やクラウドコンタクトセンターへと拡大するトゥイリオの成長軌道は、2022年以降も有望であると見ている」と述べています。
また、マッコーリーリサーチは、同社の株式に対するアウトパフォームの評価と513ドルの目標株価を再度設定しました。
ファクトセットが調査したアナリストの平均的な格付けは「買い」、目標株価は443.12ドルとなっています。