9月の消費者物価指数が予想以上に高かったことを受けて金利が低下したことから、多くの高成長ハイテク株が上昇した10月13日の米国市場ですが、その中でもオクタ(OKTA)が終値で前日比5.12%増と大きく上昇しています。
Oktaは本日、年次イベント「Showcase」を開催し、5月に終了したAuth0の買収に伴い、2つの独立した顧客IDアクセス管理(CIAM)部門を維持すると発表しました。
また、OktaはCIAMの新機能として、デバイス認証の付与、ブランディング、カスタム管理者ロールなどを発表し、企業が顧客のアカウントへの登録やログインをよりシームレスかつ安全に行えるよう支援しています。
また、Okta Workflowsの改良版を発表し、Okta Workflowsをライフサイクル管理製品以外の独立した製品として提供することを明らかにしました。
Auth0の買収が完了した後、オクタは2つの会社を統合し、Auth0の資産を活用することに注力してきました。Auth0の資産には、ほぼ完全に異なる顧客基盤と国際市場における強みが含まれています。
第4四半期には、オクタ単体の38%に対し、Auth0は57%の増収を達成しており、統合会社の勢いが著しいことは明らかです。
今後も製品のアップデートを重ね、推定800億ドルの市場に対応することで、クラウド型アイデンティティ管理ソフトウェアへの移行をリードしていくものと見られます。