ペロトン 株価が80%上昇の可能性あり

ペロトン・インタラクティブ(PTON)について、キーバンクのアナリストEdward Yruma氏は、最近のバイクの値下げがトレッドの立ち上がりの遅さを相殺するため、長期投資家にとっては「魅力的な」買い場であると述べました。

ペロトンの株価は1月13日に記録した167.42ドルから50%近く下落した86ドル近辺で取引されています。

今年の株価の低迷は、ジムの再開などCOVID-19関連規制の解除による影響に対する投資家の懸念、負傷者や死亡者が報告された後のトレッドミルのリコール対応による反発、そして競争の激化から生じたものです。

夏には一時的に持ち直したものの、8月下旬になって、売上原価が2倍以上に膨らみ、売上高の伸びが35%にとどまったことから、予想を大幅に上回る四半期損失を計上したことで、株価は再び下落しました。

Yruma氏は、2019年9月の株式公開の1カ月後からつけているオーバーウェイトの評価を改めて表明しました。同氏は目標株価を16%引き下げ、185ドルから155ドルとしましたが、引き下げた価格は現在のレベルから80%のアップサイドを示唆しています。

Yruma氏は顧客へのメモで「再開とトレッドに関する(短期的な)懸念を認める一方で、最近の弱さは魅力的な(長期的な)エントリー機会を提示していると考えている」と書いています。

同氏は、ペロトンが、トレッド製品とそれに伴う全身運動が従来のトレッドミルよりも優れている理由を潜在的な顧客に説明するために、「より積極的なステップ」を踏んでいることが調査で明らかになったとしています。

バイク製品の値下げに対する「強い反応」があったことが現場での調査で明らかになっており、この値下げの「攻勢」によって、ペロトンは家庭用スピンバイク市場で圧倒的なシェアを維持することができると同氏は考えています。

また、ペロトンは、ローイングマシンなどの他の機器やその他のサブスクリプション、さらにはアパレルからの収入源から利益を得る「大きなチャンス」があるとも考えています。

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