クラウドストライク 決算発表後に時間外で下落

クラウドストライク・ホールディングス(CRWD)が会計年度第2四半期決算を8月31日の通常取引終了後に発表しました。

同社の会計年度第2四半期の損失は5,730万ドル(1株当たり25セント)で、前年同期の損失は2,990万ドル(1株当たり14セント)でした。株式ベースの報酬やその他の項目を除いた調整後の純利益は、前年同期の1株当たり3セントに対し、11セントとなりました。

売上高は、前年同期の1億9900万ドルから3億3730万ドルに増加しました。ソフトウェア・アズ・ア・サービスの指標である年間経常収益(ARR)は、サブスクリプションに基づいて期待できる売上を示すもので、当四半期は70%増の13億4,000万ドルとなりました。

アナリストは、クラウドストライクの業績予想を、売上高3億1,830万ドルから3億2,440万ドル、1株当たり7セントから9セントとしていました。また、ARRを13億ドルと予測していました。

クラウドストライクの共同創業者であり、最高経営責任者であるジョージ・カーツ氏は、声明の中で次のように述べています。

「当社のプラットフォーム戦略の成功とブランドリーダーシップの拡大により、信頼できるセキュリティプラットフォームとしてクラウドストライクを利用する顧客が急増しています。私たちは、データを一度収集して何度も再利用するというクラウドの力を活用するために構築された拡張可能なFalconプラットフォームが、長期的に持続的な成長事業を構築するための基本的な基盤であると確信しています。」

クラウドストライクは、調整後の会計年度第3四半期の収益を1株当たり8セントから10セント、売上は3億5,800万ドルから3億6,530万ドルと予想していますが、アナリストは3億5100万ドルの売上で1株当たり9セントの収益を予想していました。

クラウドストライクの財務責任者であるBurt Podbere氏は声明の中で、「第2四半期において、当社は再び大規模で力強い成長を達成し、卓越したユニットエコノミクスを実現し、レバレッジを高めて資本効率を維持し、強力な営業キャッシュフローとフリーキャッシュフローを生み出しました。当社の好調な業績と市場での勢いが増していることに加え、堅調な需要環境が続くという当社の見解を反映し、2022年度のガイダンスを引き上げます」と述べています。

通期では、売上高13億9,000万ドルから14億1,000万ドル、調整後の利益は43セントから49セントと予想していますが、アナリストは売上高13億6,000万ドル、1株当たり40セントと予想していまし。

第2四半期の業績、今後の見通しともいずれも予想を上回るものでしたが、株価は8月31日の時間外取引で同日の終値に対して4.63%減の267.99ドルで取引されています。

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