オクタ アナリストの格上げで株価上昇

レイモンド・ジェームズのアナリスト、アダム・ティンドル氏は、9月1日の決算報告を前に、オクタ(OKTA)の格付けを「アウトパフォーム」から「ストロングバイ」に引き上げました。

オクタの株式は、今年の市場の上昇から取り残されており、S&P 500の20%以上の上昇に対し、年明けから8月24日までで3%の下落となっています。

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ティンドル氏によると、65億ドルを投じたAuth0社の買収が不評だったことや、収益性に関する予想が甘かったこと、2度にわたる最高財務責任者の交代など、多くの要因が株価を押し下げているといいます。

しかし、ティンドル氏は、独自に実施した調査や経営幹部との話し合いにより、オクタは、企業のITバイヤーが意図的に支出する分野のトップ3に入っていることがわかったと書いています。また、Auth0が注力してきた関連分野である顧客のアイデンティティとアクセス管理への支出も加速していると見ています。

同氏は、今年初めにカバレッジを開始して以来、オクタの見通しについては傍観していましたが、投資家は、ティンドル氏が期待する「カタリストの爆発」に先立って、今すぐ株式を購入すべきだと述べています。

7月期の業績についてオクタは、売上高を2億9,500万ドルから2億9,700万ドル、非GAAPベースの損失を1株当たり35セントから36セントと予想。2022年1月期については、売上高が12億1,500万ドルから12億2,500万ドル、非GAAPベースの損失が1株当たり1.13ドルから1.16ドルと予想しています。

オクタの株価は8月25日の通常取引で、前日比4.16%増の257.84ドルで取引されています(米国東部夏時間12:18PM)。

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