セキュリティソフトウェア企業であるパロアルトネットワークス(PANW)が8月23日の通常取引終了後に第4四半期決算を発表しました。
7月31日に終了した四半期の売上は12億2,000万ドル。前年同期比で28%増で、11億7,000万ドルというコンセンサス予想を上回りました。
非GAAPベースの利益は1株当たり1.60ドルで、こちらもコンセンサスの1.43ドルを上回りました。
一般に認められた会計原則に基づくと、1億1,930万ドルの損失、1株当たりでは1.23ドルの損失となります。
契約したもののまだ完了していない作業の指標である残余の履行義務は、36%増の59億ドルだったとしています。
ニケシュ・アローラCEOは声明の中で、「第4四半期の好調な業績は、製品の革新、プラットフォームの統合、ビジネスモデルの変革、Go-to-Market組織への投資など、1年を通じて戦略を実行してきた成果である。大口顧客との取引において顕著な強さを示した。」と述べています。
10月に終了する第1四半期の売上高は11億9,000万ドルから12億1,000万ドル、非GAAPベースの利益は1株当たり1.55ドルから1.58ドルと予想しています。業界のコンセンサスでは、売上高は11億5,000万ドル、1株当たり利益は1.60ドルとされていました。
2022年7月期の売上高は52億7,500万ドルから55億3,500万ドルと予測しており、2021年度の43億ドルから増加し、49億8,000万ドルとなっていたストリートの予想を上回っています。
一株当たりの利益は7.15ドルから7.25ドルで、コンセンサス予想の7.09ドルをこちらも上回っています。
パロアルトネットワークスは、通年の請求額を、2021年度の55億ドルから、66億5,000万ドルの範囲と見ています。
また、同社は株式買い戻しプログラムを6億7610万ドル増額し、認可総額を10億ドルに引き上げたと発表しました。
決算発表後、パロアルトネットワークスの株価は時間外で8%上昇し、402.20ドルとなりました。