メルカドリブレ 予想を大きく上回る決算を発表

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南米の電子商取引大手、メルカドリブレ(MELI)が8月4日に発表した第2四半期の純売上は93.9%増の17億ドルとなり、予想の14.8億ドルを大きく上回りました。

ブラジルとメキシコでの売上の伸びは2倍以上で、同社が拠点を置くアルゼンチンでは53%増となっています。

パンデミック時に大きな恩恵を受けたメルカドリブレは、アマンゾン・ドットコム(AMZN)、そしてMagazine Luizaのような国産ブランドとの競争が激化する中、倉庫の建設やフィンテックサービスの拡大に向けて投資を行っています。

最高財務責任者(CFO)のPedro Arnt氏は、「ラテンアメリカでは実店舗の閉鎖が頻発しており、主要市場では大きな変動が起きているが、当社の事業は非常に勢いがある」と声明を出しました。

パンデミックの間、ラテンアメリカの若い買い物客はオンラインで買い物や金融取引をするようになり、この地域はEコマースプレーヤーにとって魅力的で急成長している市場となっています。

決済ソリューションも提供しているメルカドリブレは、コマース収入が96.4%増え、フィンテック収入が88.9%増えています。

アクティブユーザー数は約47%増の7,590万人に達しました。

純利益は、前年同期の約5,600万ドル(1株当たり1.11ドル)から、6,820万ドル(1株当たり1.37ドル)に増加しています。

この発表を受け、同社の株価は時間外取引で5.7%増の1659.38ドルと上昇しています。

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