新型コロナウイルスの感染者が増えて、世界を脅かしていますが、そんな中、mRNAワクチンの変異型コロナに対する有効性の高さが注目されています。
こんな時だからこそ、mRNAベースの治療法を開発した企業に投資しようという動きが出てきており、長期的な利益を得るために、モデルナ(MRNA)とドイツを拠点とするバイオンテック(BNTX)の両方に投資することが推奨されています。
この2社は、ワクチンやブースターの継続的な開発で利益を得ているだけでなく、他の適応症に対するmRNAベースの治療法のパイプラインも充実しています。
つまり、この2社は、mRNAベースの治療法における潜在的なアップサイドだけでなく、変異型に対するヘッジも提供しているのです。
実際、ファイザー(PFE)の最近のカンファレンスコール(ファイザーはバイオンテックとCOVIDワクチンで提携しています)で、最高科学責任者のミカエル・ドルステン氏は、特に50歳以上の人にはデルタ型に対するブースターショットが必要になるかもしれないと述べています。
COVIDワクチンの3回目の接種は、両社の売上を確実に増加させることになります。
COVIDワクチンの1年間の売上は、過去のどの医薬品よりも多くなっています。また、今後、より多くの亜種や他のコロナウイルスが出現した場合、モデルナとバイオンテックは、それらに対抗する有力な候補であると考えられています。
アナリストは、COVID関連の売上は今年がピークで、2022年には高止まりすると予想しています。
バイオンテックは今年の売上の約9倍、2022年の予想の約11倍、モデルナは2021年の予想の約14倍、2022年の予想の約19倍で取引されています。
しかし、両社ともmRNA候補の強力なパイプラインを持っており、モデルナはインフルエンザ、ジカ熱、HIV、がん、その他の心血管疾患や自己免疫疾患の適応症に対するワクチンを視野に入れており、バイオンテックは、がんやその他の感染症など、20種類以上のパイプラインを有しています。
mRNAワクチンは、COVIDのすべての変異体を防御する最高の技術であることが証明されています。
がんやマラリアなどの他の病気は治療が難しいかもしれませんが、COVIDでのmRNAの成功が、他の病気での将来の成功の前兆になると考えるのは、決しておかしなことではありません。
だからこそ、投資家は、これまでの大ヒットの後でも、この両社への投資をためらうことなく行うべきことが推奨されています。