ビッグ5のハイテク株がS&P500の23%を占める

S&P500指数を構成する5つの大手ハイテク株、アップル(AAPL)、マイクロソフト(MSFT)、アルファベット(GOOG)、アマゾン・ドット・コム(AMZN)、フェイスブック(FB)は、7月23日、合計で指数の22.9%を占める記録的な結果を残しました。

マイクロソフト、アルファベット、フェイスブックが7月23日に新高値を記録し、S&P500は記録を更新しました。

S&P500がこれほど上位に集中したことは稀です。ビッグ5は、2020年末には合計21.7%になっていました。

2019年末の時点では、指数の上位5銘柄の合計は17.2%でした。このときは、バークシャー・ハサウェイ(BRK.B)が5位で、現在5位のフェイスブックは入っていません。

2018年末の時点では、上位5つでS&P500指数の15.4%を占めていました(バークシャーは再び5位)。

注目すべきは、ハイテク株がピークを迎える直前の1999年末には、上位5社がS&P500の16.8%を占めていたことです。

その5社を規模の大きい順に並べると、マイクロソフト、ゼネラル・エレクトリック(GE)、シスコシステムズ(CSCO)、ウォルマート(WMT)、エクソン・モービル(XOM)。GE、シスコ、エクソンの名は現在、上位から消えています。

今年のこれまでのところ、マイクロソフト(7月23日までに30.2%上昇)、アルファベット(無議決権株式を基準に57.3%上昇、GOOG)、フェイスブック(35.4%上昇)がリーダーを力強く支えています。

アップルとアマゾンは、S&P 500の17.5%の上昇に比べ、7月23日までの累計で約12%の上昇となっています。

S&P500指数では、アップルとマイクロソフトだけがハイテク企業に分類されており、フェイスブックとアルファベットは通信部門、アマゾンは一般消費財・サービス部門に属しています。

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