マイクロソフト 決算発表前に目標株価の引上げ相次ぐ

来週、7月27日に決算発表を行うマイクロソフト(MSFT)に対し、アナリストによる目標株価の引上げが相次ぎました。

7月22日のマーケットで株価は上昇して史上最高値を更新、時価総額は2兆1,000億ドルに達し、2兆5,000億ドルのアップル(AAPL)に次ぐ規模となっています。


シティグループのアナリスト、タイラー・ラドケ氏は22日、マイクロソフト株に対する「買い」の評価を繰り返し、目標価格を310ドルから378ドルへ引き上げました。

この新しい目標値は、7月21日の終値から35%のアップサイドを意味しています。

ラドケ氏は、IT予算の回復、Azureの再加速、パーソナルコンピュータ販売の継続的な強化などにより、同社の会計年度は好調に終了すると予想しています。

マイクロソフトは2桁の成長を可能にする「複数のレバー」を備えており、引き続きお気に入りの銘柄であるとしています。


BofA証券のアナリストであるブラッド・シルズ氏は、同様に「買い」の評価を継続し、目標値を305ドルから325ドルに引き上げました。

Azureは3月の四半期に59%の成長を遂げたのに続き、今後も50%以上の成長を続けることができると考えています。


KeyBanc のアナリストである Michael Turits氏 は、マイクロソフトに対する「オーバーウェイト」の評価を維持するとともに、目標値を 305 ドルから 330 ドルに引き上げました。

リセラー調査に基づき、6月の四半期のにおけるIT 投資について、楽観的な見方をしていることの一環です。

同氏によると、この調査で回答者は2021年のIT予算について、第1四半期の4.6%から5.6%に増加すると見ており、マイクロソフトの戦略的重要性が高まっていることがわかったと述べています。

また、同氏は、アリスタ・ネットワークス(ANET)、コムボールト・システムズ(CVLT)、フォーティネット(FTNT)、オクタ(OKTA)、オラクル(ORCL)、パロアルトネットワークス(PANW)、ボネージ・ホールディングス(VG)の目標株価を引き上げています。

最新情報をチェックしよう!