アマゾン 新CEOに2億ドル以上の株式を付与

アマゾン(AMZN)が次期CEOのアンディ・ジャシー氏に2億ドル以上の追加株式を付与することが明らかになりました。同社が7月2日に規制当局に提出した書類のなかに記載されていたもので、株式は10年間に渡って配当されるそうです。

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申請書によると、アマゾンは7月5日に61,000株の付与をします。この日は、1994年の創業以来初となるオンライン小売企業のCEO交代の日で、ジャシー氏がジェフ・ベゾス氏の後を継ぐ日です。7月2日の終値で、これらの株式は約2億1,400万ドルの価値があります。

与えられる株式の正確な価値は、将来の支払い時に株式がどのような価格で取引されているかによって決まり、現在1兆7,700億ドルの時価総額の会社をどのように成長させるかというインセンティブにジャシー氏にとってはなります。

アマゾンは権利確定のスケジュールを開示していませんが、これまでの株式付与はすぐには権利が確定しませんでした。

ジャシー氏の基本給は17万5,000ドルとなっていることが、今回の提出書類には記されています。それに加えて、同氏は以前付与された4,530万ドルの株式を持っており、それが今年で権利化され、4,150万ドルが2020年に権利化されています。

アマゾンの昨年の年間給与中央値は、全世界の正社員、パートタイム社員、派遣社員を合わせたものが2万9,007ドルで、ベゾス氏の基本給は8万1,840ドルでした。

ジャシー氏の株式報酬は、テクノロジー業界のライバルであるCEOへの支払いと比べると少ないそうです。例えば、マイクロソフトのサティア・ナデラ氏は、基本給250万ドルに加えて、2020年6月30日までの会計年度に2億1,500万ドルの株式報酬を得ました。アップルのティム・クック氏は、2021年の委任状によると、2億8,190万ドルの株式報酬を得ています。

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