クラウドストライク アナリストの格上げで高騰

クラウドベースのセキュリティソフトウェア企業であるクラウドストライク(CRWD)の株価が6月22日午前の取引で約8%増の257ドルと高騰しています。

シュティフェルのアナリスト、ブラッド・バック氏が6月22日、クラウドストライクの格付けを「ホールド」から「買い」に引き上げ、目標株価を240ドルから300ドルに設定したことを明らかにしました。

同氏はリサーチノートの中で、3つの理由から同社の株式に強気に転じたと書いています。

まずは、クラウドストライクの顧客を対象とした最近の独自調査の結果。クラウドストライクを利用してセキュリティ機能を統合するだけでなく、クラウドストライクの導入を新たな市場に拡大したいという顧客の要望が高まっていることを示すフィードバックが得られたとリサーチノートに記しています。

二つ目の理由として同氏は、新規顧客を獲得するための「大きな余力」が残っていることをあげています。クラウドストライクの顧客数を10万件以上、つまり1月の四半期に報告された11,420件の約10倍に引き上げることができると同氏は考えています。

最後に、クラウドストライクのエンドポイント・プロテクションプログラムであるFalconの利用を拡大することで、非GAAPベースのサブスクリプション売上総利益率の目標範囲である77%から82%の上限に、「投資家が現在期待しているよりも早く到達できる 」ことをあげています。

バック氏は、同社をセキュリティソフトウェア市場の「ワークロード保護」の部分で「急速に台頭してきた破壊者」と見ており、既存のプロバイダーを破壊し続けると同時に、隣接する市場分野にも進出していくと考えています。

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