第1四半期決算を発表したパロアルトネットワークス(PANW)の株価が急騰しています。5月20日の終値が前日比2.1%増の342.59ドルとなった後、時間外で5.8%増の362.5ドルで取引されています。
同社の第1四半期の売上高は、前年同期比24%増の10億7,000万ドルで、ウォール街のアナリストによるコンセンサス予想の10億6,000万ドルをわずかに上回りました。ガイダンスでは、10億5,000万ドルから10億6,000万ドルの売上を見込んでいました。
非GAAPベースの利益は1株当たり1.38ドルで、ウォール街のアナリストによるコンセンサス予想の1.28ドルを上回り、ガイダンスのレンジである1.27~1.29ドルも上回りました。
一般に認められた会計原則では、株式ベースの報酬費用2億4,720万ドルを含む1億4,510万ドル、1株当たり1.50ドルの損失となりました。請求額は13億ドルで、27%増加し、ガイダンスの範囲である12億2,000万ドルから12億4,000万ドルを上回りました。
同社のCEOであるNikesh Arora氏は、声明の中で「年初の在宅勤務シフトと最近のサイバーセキュリティ問題により、セキュリティへの関心が高まっており、優れた実行力と相まって、当社の事業全体に大きな力をもたらした」と述べています。
同社は第4四半期の売上高を11億6,500万ドルから11億7,500万ドルと予想しており、23%から24%の増加となり、これまでのストリートコンセンサス予想である11億6,000万ドルをわずかに上回る数字を示しています。
第4四半期の非GAAPベースの利益を1株当たり1.42~1.44ドルと見ており、その中間値はコンセンサス予想の1.42ドルを1ペニー上回っています。
通期の売上高は、前回の目標レンジである41億5,000万ドルから42億1,000万ドルを23%から24%上回り、請求額は23%増の52億8,000万ドルから53億ドル、非GAAPベースの利益は前回のレンジである5.80ドルから5.90ドルを上回り、1株当たり5.97ドルから5.99ドルとなると見ています。