ハイテク株暴落は長期的な成長の勝者を保有する絶好の機会

ベテラン・アナリストであるウェドブッシュのダニエル・アイブス氏が5月17日、、ローテーションやインフレ懸念がハイテク株の暴落をもたらしているにもかかわらず、このセクターに対する長期的な強気のテーゼは変わらないと述べています。

同氏は、今回のハイテク株の暴落は、投資家が今後3~5年間おけるハイテク株の長期的な成長の勝者を保有する機会を生み出したと考えています。

長期的な成長の勝者には、FAANGのハイテク銘柄(フェイスブック、アマゾン、アップル、ネットフリックス、グーグル)が含まれており、中でも同氏はアップルがお気に入りです。

ほかには、クラウド関連の銘柄、マイクロソフト、ドキュサイン(DOCU)、ペガシステムズ(PEGA)などが挙げられています。

同氏は、ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ(ZM)、シトリックス・システムズ(CTXS)、スラック(SWORK)など、在宅勤務時代の申し子ともいえる企業が、経済再開によって成長に変調をきたすことを認めていますが、クラウド分野、サイバーセキュリティ、5G市場では、2兆ドル規模のデジタルトランスフォーメーションが目前に迫っており、今後数年間の成長を後押しすると見ています。

テクノロジーのブルサイクルは、今年の後半から「2022年までずっと」上昇し続けるだろうと、今後のアウトサイジングな成長見通しを挙げています。

同氏によれば、「クラウドとハイブリッド・クラウド環境は、我々が20年以上にわたりハイテク株をカバーしてきた中で、最も変革をもたらす成長機会のひとつである」そうです。

また、コロニアル・パイプラインに対する最近のランサムウェア攻撃は、サイバーセキュリティの重要性を示していることも指摘しています。

同氏は、公益事業や連邦政府の資産を取り巻くサイバーセキュリティ・インフラの欠如に「困惑」しており、その改善に向けた取り組みは、テロス(TLS)やパランティアテクノロジーズ(PLTR)などの多くの銘柄に恩恵をもたらす可能性があると述べています。

また、パロアルトネットワークス(PANW)、フォーティネット( FTNT)、セールポイント( SAIL)、クラウドストライク(CRWD)、テナブル(TENB)、サイバーアーク(CYBR)、バロニス(VRNS)、ジースケイラー(ZS)Zなど、サイバーセキュリティ関連の銘柄が良いポジションにあるとも述べています。

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