オクタ 株価下落で保有の絶好のチャンス

5月に入り、オクタ(OKTA)の株価が下がっています。3月の初めに210ドルを切るところまで急落したあと、4月末には280ドル近辺まで戻していましたが、5月7日の終値は237.27ドルと4月末から15%も下落しています。

グロース株からバリュー株への流れの中の連れ安と考えられますが、パンデミックが去った後も、企業データの保護の必要性は変わりません。

オクタのソフトウェアは、オンラインユーザーのゲートキーパーの役割を果たし、アクセス権を持つべき人にはアクセス権を与え、そうでない人は拒否します。IAM(Identity and Access Management)市場におけるキープレイヤーとしての地位を確立しており、その市場規模は800億ドルに達すると同社は考えています。コロナ禍から抜け出したとしても、この市場が一挙に萎むようなことはないのです。

パンデミックによってオクタの成長が加速したことは事実です。2020年末には顧客数が1万社に達しました。ただ、まだ成長は終わっていません。

同社は開発者向けの人気IDプラットフォームであるAuth0の買収を完了したばかりです。この買収により、IAM市場におけるオクタの地位はさらに強固なものとなり、顧客が同社のサービスを利用することがより容易になると考えられます。

また、オクタは4月にアイデンティティガバナンス管理と特権的アクセス管理に進出したばかりで、アイデンティティ管理のTAM(獲得可能な最大市場規模)を550億ドルから800億ドルに拡大しています。

アイデンティティ管理の新領域への拡大とAuth0の買収により、オクタは今まで以上に強力なIAMプラットフォームになることを目指しています。現在の株価の水準はこの銘柄を保有する絶好の機会です。

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