ロク 予想を大幅に上回る決算発表で急騰

ロク(ROKU)が5月6日のマーケット終了後、第1四半期の決算を発表しました。

第1四半期の1株あたり利益は54セント。ファクトセット社によると、アナリストは1株あたり13セントの純損失を予想していました。

純売上高は前年同期比79%増の5億7,420万ドルとなり、市場予想の4億9,160万ドルを上回りました。

当四半期のアクティブアカウント数は5,360万で、予想の5,420万をわずかに下回りました。

ユーザー1人当たりの平均収入は、前年同期比32%増の32.14ドル。アナリストは30.20ドルと予想していました。

ロクのユーザーは、当四半期に183億時間のストリーミングを行ったことも報告されています。

アンソニー・ウッド最高経営責任者(CEO)とスティーブ・ルーデン最高財務責任者(CFO)が署名した株主向け書簡では、アクティブアカウント数とアカウントあたりのストリーミング時間の前年比成長率は、2020年に比べて今年のこれからの期間は低くなると予想しています。しかし、数字としては、Covid-19以前の水準を上回るとも予想しています。

また、ストリーミングへの移行は世界規模で行われ、コンテンツの配信や収益化の方法を大きく変えること、米国でNo.1のTVストリーミング・プラットフォーム(ストリーミング時間ベース)である同社は、今後の展開に期待している旨も述べられています。

また同社は、第2四半期の純売上高は6億1,000万ドルから6億2,000万ドル、純利益は1,000万ドルから2,000万ドルの間になると予想していることも発表しました。これまでのアナリスト予想では、第2四半期の売上高は5億5,000万ドルで、純損失が見込まれていました。

ロクの株価は5月6日の取引で大きく下落、6.57%減の284.18ドルの終値となっていましたが、この驚きの決算結果を受けて時間外取引で急騰しています。米国東部時間17時30分時点では、7%アップの304ドルで取引されています。

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