手工芸品のオンライン・マーケットプレイスとして知られるエッツィ(ETSY)の株価が暴落しました。
5月5日のマーケット終了後に発表された第1四半期の決算の内容は好調な業績が続いていることが確認できるものでした。
売上高は、141.5%増の5億5,060万ドルで、業界予想の5億3,000万ドルを上回りました。利益は1株当たり1ドルで、市場予想の88セントを大幅に上回っています。商品売上高は、132%増の31億ドルとなりました。アクティブセラーは67%増、アクティブバイヤーは90%増となっています。
しかし、このような大幅増もここまで。同社は今後、増加の勢いが落ち着くと見ており、第2四半期の売上高を、前年同期比15%から25%増の4億9300万ドルから5億3600万ドル、商品総売上高を、前年同期比5%から15%増の28億ドルから31億ドルと予測しました。予測範囲の中間点では、売上高は前四半期比10%減となります。
また、パンデミックに関する不確実性が続いていることから、通期の業績見通しを発表しないと付け加えています。
CEOであるJosh Silverman氏は、声明の中で、2020年の驚異的な成長率に比べると、第2四半期のGMSは、他のEコマースとともに減速すると予想していると述べ、そんななかでも、2021年もペダルを踏み続け、顧客体験改善のためにさらなる投資をしていく旨を表明しています。
成長が急激に鈍化する予測を発表したことを受けエッツィの株価は5月5日の時間外取引で暴落。10%減の160ドルで取引されています。