テラドック 大幅な純損失で下落

テラドック(TDOC)の第1四半期の純損失がウォール街の予想を下回ったことを受けて、4月28日の時間外取引で株価が下落しました。

4月28日のマーケット終了後に発表された決算で、1億9960万ドル(1株あたり1.31ドル)の純損失を報告しました。ファクトセット社によると、ウォール街のコンセンサス予想では、1株当たり54セントの純損失となっていました。

売上高は4億5,370万ドルで、予想の4億5,190万ドルを上回りました。米国の有料会員数は5,150万人で、前年の4,300万人から増加しています。

米国の有料会員数の通期見通しを5,200万人から5,400万人に据え置いたものの、通期の売上見通しを前回の19億5,000万ドルから20億2,000万ドルの範囲に引き上げました。

ジェイソン・ゴレビッチCEOは、決算発表の中で「消費者は、当社が提供するwhole-personバーチャル・ケアを受け入れ、複数の製品を利用し、より多くの健康ニーズを満たすことを当社に求めている」と述べています。

また、同社は、ミレニアル世代が「他の世代に比べて、デジタルヘルスを利用する傾向が持続している」と、消費者の前向きな傾向を指摘しています。

テラドックの株価は4月28日の時間外で同日の終値から-5%の177ドル近辺で取引されています。同社はパンデミックの中で急成長を遂げましたが、最近の株価は1年前に比べて約6.4%しか上昇していません。2月中旬から下旬、3月上旬にかけて、同社が2021年の会員数の伸びをあまり期待できないと示唆したことで、株価は売られていました。

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