BofA証券のアナリストであるRuplu Bhattacharya氏は、4月16日のメモで、ロク(ROKU)の「買い」評価を維持し、500ドルの目標価格を設定したことを明らかにしました。
4月16日の終値376.52ドルで計算すると33%の上昇の余地があることになります。
同氏は、ロクが近年進出した英国やブラジルで、インターネットに接続されているテレビのシェアを拡大する機会があることを指摘。イギリスでは2020年にテレビの約68%しか接続されていないのに対し、アメリカでは87%。また、6,200万世帯のブラジルでは、約3,300万台のテレビがスマートテレビになっているそうです。
接続されたテレビを持っていない世帯(米国1,600万世帯、英国900万世帯)をターゲットにすることに加え、スマートテレビやデジタルメディアストリーマーの設置台数が増加しているため、ロクはスマートテレビやデジタルメディアストリーマー市場でのシェアを拡大するチャンスがあるとのことです。
同氏は、2020年末の時点で5,120万件であったロクのアクティブアカウント数が、2021年には6,550万、2022年には8,090万、2023年には9,740万になると予想。
これまでロクはデジタルストリーマーとテレビの両方の市場で毎年シェアを伸ばしてきましたが、今後はシェアが伸びないと想定しているため、当社の想定は保守的であると考えているそうです。
一方で、スマートテレビとデジタルストリーマーの市場は、世界のより多くの世帯がストリーミングに移行することで、この分析で想定したよりも強い成長を遂げる可能性があるとも述べています。