モルガン・スタンレーのアナリスト、ブライアン・ノワク氏が3月24日のメモでウーバー(UBER)とアルファベット(GOOGL)をお気に入り株として取り上げています。
インターネット関連を専門とする同氏は、様々な銘柄の目標株価を引き上げました。
オンライン旅行会社グループについては、ホテルのウェブサイトへのトラフィックがオンライン旅行会社のサイトよりも早く回復していると指摘。特にその差が目立つのが欧州よりも米国だとして、エクスペディア(EXPE)よりもブッキング・ホールディングス(BKNG)の方がより魅力的な投資対象であるとしています。格付けとしては両社とも「イコール・ウェイト」。エクぺディアの目標株価を160ドルから200ドルに引き上げています。
また、ライドシェア銘柄のウーバーとリフト(LYFT)の目標株価を引き上げました。ウーバーは、70ドルから75ドル、リフトは、60ドルから65ドルへ価格を引き上げています。
両社の比較については、複数の製品をグローバルに展開するウーバーの方が優位だとし、ウーバーを「オーバーウェイト」、リフトを「イコール・ウェイト」としています。
イェルプ(YELP)については、目標株価を26ドルから32ドルに引き上げましたが、広告事業と成長を構造的に改善する能力については「懐疑的」であると指摘し、アンダーウェイトの評価を維持しています。
アルファベットについては、新たな目標株価を2,200ドルから2,350ドルに引き上げました。
同氏は、グーグルの親会社を「回復期のダークホース」と考えており、経済の再開に伴う旅行関連の広告収入の回復から利益を得ることができると考えています。同氏は、検索広告収入の10%から15%が旅行関連ビジネスによるものだと推測しています。