UBSのアナリスト、カール・キーステッド氏がクラウドベースのデータウェアハウスと分析ソフトウェアのサプライヤーであるスノーフレーク(SNOW)のカバレッジを開始。「買い」の評価と275ドルの目標価格を設定しました。
スノーフレークは、2012年に設立され2020年に株式公開したデータレイク、データウェアハウス、およびデータ共有システムを提供する企業である。現在の顧客数は3,000を超え、そのうちFortune 500社に含まれる企業が30%近くを占めている。 同社のデータレイクには、非構造化データと半構造化データを格納することができる。これらのデータを用いて分析を行い、洞察を構築しデータウェアハウスに保存することが可能になる。 また、同社のデータ共有機能により、企業は、従来の数か月かかるプロセスと比較して、ほぼ瞬時にデータを簡単に購入および取り込むことができるようになる。 同社のすべてのデータソリューションは、さまざまなパブリッククラウドで使用することができる。
出所:マネックス証券銘柄スカウター
AWS(Amazon Web Services)、Microsoft Azure、Google Cloudで実行が可能なデータ分析技術への企業の支出は、今後数年にわたって増加する可能性が高く、ライバルであるアマゾンのAWS Redshiftよりもスノーフレークを使用した支出計画の伸びの方が大きいそうです。
同氏によれば、スノーフレークは、より多くのアプリやデータがAWSに移行することで、直接的な追い風を受ける新しい「AWSプロキシ」のひとつだそうです。
株価は決して安くはありませんが、今後の見込みについて同氏は強気です。ソフトウェアセクター全体が暴落している最中に、2022年の暦年予想の42倍で取引されている会社を推奨することは、保守的とは言い難いとしながらも、スノーフレークの成長見通しは非常に魅力的であり、株価は12月の高値から44%も下落しているものの、ここでリスクをとって投資することで報われる結果になるとしています。