今回の下落は絶好の買いのチャンスとして、モトリーフールがお勧めのテック株3つをとりあげています。
3 Stocks You’ll Want to Buy in the Tech Sell-Off
質問を受けた3人の寄稿者が買いを推奨したのが以下の3つ。本文では、業績など詳しく語られていますが、「なぜ今買いなのか」という理由に絞ってご紹介します。
いずれも私の保有株なんで自己礼賛記事のようなものですが、現在癒しを必要としている状態ですので(^^;)、ご勘弁ください。
ショッピファイ(SHOP)
重要なのは、パンデミックに伴って急増したeコマースの採用が鈍化する可能性があるとしても、それがなくなるわけではないということです。米商務省の報告によると、2020年第4四半期のオンライン売上高は前年同期比32%増となり、小売総売上高の16%近くを占めました。消費者がオンラインショッピングの手軽さと利便性に慣れてしまった今、後戻りはできません。
最近の最高値から23%以上下がっているショッピファイの株価は、投資家にとってはめったにない割引価格で一流企業の株を手に入れる機会を与えてくれています。
レモネード(LMND)
なぜ株価が年初来の最高値から50%も下がっているのか?理由はいくつか考えられます。第一に、ハイテク株全体がここ数週間売りに転じられて、利益確定が行われていること。
第二に、同社の決算で報告された売上が前年比13%減の2,050万ドルだったこと。ただ、これは2020年7月1日にビジネスモデルを変更し、比例再保険を使用することになったため、前年との売上比較はできないという会社側の説明を無視した誤解による売りが主体と考えられます。
最後に、アナリストの予想を少し下回った同社の見通しに、市場が失望したのかもしれないということ。
全体として、同社は戦略を順調に実行しており、顧客を獲得し、製品を成長させ、市場シェアを獲得しています。投資家は、今後3~5年(またはそれ以上)にわたって保有することを念頭に置いて、現在の割引価格を利用するのが良いでしょう。きっと買ってよかったと思うはずです。
オクタ(OKTA)
投資家が短期的な市場の変動に目をつぶれば、オクタが2021年度に素晴らしい年を過ごし、来年もさらなる成長を遂げる準備ができていることに気づくでしょう(経営陣は、2022年度通期の収益はガイダンスの上限で30%の跳ね上がりになると述べています)。
その上、今回の買収(65億ドルを投じてクラウドアイデンティティのスタートアップAuth0を買収したこと)は、550億ドルの価値があるとされ、急成長するIAM(アイデンティティ&アクセス管理)市場でのオクタの地位を高め、競合他社よりも優位に立つのに役立つはずです。
オクタの最近の株価下落は、長期投資家が同社の株を購入する絶好の機会に見えます。
この記事の中で現在の市場の状況を「投資家は良い会社も悪い会社も売り払っている」と評しているのですが、その比喩的表現として”Throwing out the baby with the bathwater”(赤ん坊を風呂水で洗い流す)という言葉が使われているのが新鮮でした。調べてみると、そういう英語のことわざがあるんですね。勉強になります。