10倍株ファイバーへの期待は変わらず

ずいぶんやられたなあっていう一週間でした。Beikoku-stockポートフォリオの中核であるファイバーも結構痛めつけられましたが、こんな時だからこそ、その現状を見つめてみようと思います。

アップルを売ってファイバーFVRR)を買い増したのが一週間前。短期的に見れば大失敗でした。買った価格をピークにして今週はもうだだ下がり。2月26日終値では購入時より13%下がっています(救いはアップルも売却価格から10%下落していること。未練がましく、ついつい比べてしまうのでわかります(^^;))。

発表された決算の内容に浮かれて先走り過ぎたと反省しつつも、追加投資が無駄だったとは全く考えていません。

2020年末までにファイバーは提供するサービスのカテゴリーを500以上に拡大しました。同社の第4四半期の売上高は前年同期比89%増。アクティブなバイヤーの一人当たりの平均支出額が45%増え、バイヤー平均でも20%増えたことが要因となっています。

総アクティブバイヤー数は2019年の240万人から340万人に跳ね上がりました。2020年の年間の売上高は前年比77%増の1億9,000万ドルに達しています。自前の営業部隊を持たない会社としては驚異的な成長です。

急成長する業界の状況を見て、マイクロソフトがリンクトインのプラットフォーム上で独自のフリーランスサービスを立ち上げようとする動きがあることが報じられています。テック大手が新たなライバルになる可能性が懸念されファイバー株は下がりました。

しかし、米国のフリーランサー市場は年間1,150億ドルと推定されています。複数の業者が共存するに十分な規模であり、棲み分けは可能です。リンクトインはその顧客規模の大きさから強力なライバルになりそうですが、ファイバーは既に独自のアプローチで強力な基盤を築いています。先行者として優位に立ち、顧客であるバイヤーから広く支持されているため、長期的に成長を続けることは可能です。アナリストたちは、ファイバーの平均年間収益が今後の5年間2桁台後半で成長すると予測しています。

正社員には、給与税、オフィススペース、保険などのコストがかかるため、多くの企業は今後10年の間にギグ・ワーカーへの移行を加速させていくでしょう。

ギグエコノミーはまだ進化し始めたばかり。ファイバーはその旗手として、その促進で主導的な役割を果たし、今後何年にもわたって力強い成長を生み出すことができるはずです。

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