ウォール街対素人集団の争い。前にも書きましたとおり、私は心情的には素人集団寄りなんですが、どうも納得行かないのが、舞台となっている企業なんです。
ゲームストップ（GME）なんて、はっきり言って終わっている会社じゃないですか。
ゲームストップは米国の大手ゲームソフト企業。主に新品・中古のビデオゲーム機器・ソフト、ゲーム関連商品、スマートフォンなどを扱う。オンラインストア「GameStop.com」、「buymytronics.com」、ゲームサイト「kongregate.com」を運営する。米国、カナダ、欧州で店舗を展開する。本社はテキサス州グレープバイン。
出所:Yahoo! JAPAN ファイナンス
終わっているは言い過ぎかもしれませんが、少なくとも現時点では今以上の発展性が見込めない。
まあ、そんな企業だから、経営陣が多少変わったからといって改善は見込めないとヘッジファンドの空売りを浴びたんでしょうが、だからと言って「買い」に回る理由が分からない。
大上段に振りかぶって言うと、その会社の株を買うと言う大義が見出せないんですよね。空売り筋に鉄槌を下すという目的以外には。ですから、買い上がる方もマネーゲームに走っていると見られてしまう。実際、そんな目的の人、それこそカジノの代替として買っている人も多いんだろうなと思っています。だから、株価操作と言われても否定できない面はたくさんある。
やるんだったら、それなりに買う意義がある会社を選んでほしい。高い志をうたっている会社はたくさんあるんですから。