3月3日の米国市場で注目された大きく動いた銘柄

2026年3月3日(火)の米国株式市場は、ダウ平均が404ドル安と3日続落し、直近3日間で約1,000ドル下落しました。中東情勢を受け一時は1,200ドル超下げましたが、原油高がやや落ち着くと押し目買いが入り下げ幅を縮小しました。WTIとブレント原油は約4.7%上昇し、ホルムズ海峡を巡る緊張が警戒されました。2年債利回りは3.5%、10年債は4.06%へ上昇しました。

以下は、3日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。

ジフ・デイビス (ZD)

株価変動: +48.09%
詳細: デジタルメディアおよびインターネット関連サービスを展開する企業。主力のインターネット接続事業(Ookla、Speedtest、Downdetectorなど)をアクセンチュアに12億ドルで売却すると発表し、資産売却による現金確保が評価され株価が急騰しました。

プラグ・パワー (PLUG)

株価変動: +23.20%
詳細: 水素燃料電池システムを手掛けるクリーンエネルギー企業。第4四半期の損失が市場予想より縮小し、さらに強い業績見通しを示したことが好感され株価が急騰しました。2028年の売上目標達成には追加資金が必要とされるものの、資産売却により2026年までの運転資金は確保できる見通しです。

ピンタレスト (PINS)

株価変動: +9.27%
詳細: 画像共有型ソーシャルメディア企業。アクティビスト投資家エリオット・インベストメント・マネジメントが10億ドルの戦略投資を実施すると発表。自社株買いへの活用方針も示され、株主還元期待から株価が上昇しました。
*関連記事「中東ショック無視で急騰!ピンタレスト株10%高を導いたエリオット10億ドルの賭け

ベスト・バイ (BBY)

株価変動: +7.08%
詳細: 家電量販大手。四半期決算はまちまちの内容で通期見通しは弱含みでしたが、直近四半期で収益性改善が確認されたことが評価され株価が上昇しました。

ターゲット (TGT)

株価変動: +6.74%
詳細: 米国大手ディスカウント小売企業。第4四半期決算が市場予想を上回り、通期の利益見通しも堅調だったことが好感され株価が上昇しました。新CEOのマイク・フィデルケ氏は成長戦略に注力する姿勢を示しています。

ASTスペースモバイル (ASTS)

株価変動: +6.63%
詳細: 衛星を活用した宇宙通信サービスを開発する企業。第4四半期は予想以上の赤字を計上したものの、売上高が市場予想を上回ったことが材料視され、株価は反発しました。


ブラックストーン (BX)

株価変動: -3.82%
詳細: 世界最大級のオルタナティブ資産運用会社。主力のプライベートクレジットファンドで過去最高水準の解約請求があったことを開示し、資金流出懸念から株価が下落しました。

フリーポート・マクモラン (FCX)

株価変動: -3.98%
詳細: 銅や金を生産する大手鉱山会社。金価格の上昇が一服し、貴金属関連株に売りが広がったことを受け株価が下落しました。

シーゲイト・テクノロジー (STX)

株価変動: -5.77%
詳細: ハードディスクドライブ大手メーカー。ストレージ関連株への売り圧力を受け株価が下落しました。

オン・ホールディング (ONON)

株価変動: -6.09%
詳細: スイス発のスポーツシューズメーカー。第4四半期決算は好調だったものの、今期の業績見通しが市場予想を下回り、株価が下落しました。

ウエスタンデジタル (WDC)

株価変動: -7.21%
詳細: ハードディスクおよびストレージ製品を製造する企業。メモリ・ストレージ関連銘柄全体の下落に連動し株価が下落しました。

ニューモント (NEM)

株価変動: -7.75%
詳細: 世界有数の金鉱山会社。金価格の調整を受けて金鉱株全体に売りが広がり、株価が大きく下落しました。

マイクロン・テクノロジー (MU)

株価変動: -7.99%
詳細: DRAMやNANDフラッシュメモリを製造する半導体企業。メモリ株全体へのセンチメント悪化を受け株価が下落しました。
*関連記事「マイクロン株8%急落の理由とは?EPS85ドル予想の衝撃と今が買い場かを徹底分析

サンディスク (SNDK)

株価変動: -8.67%
詳細: フラッシュメモリ製品を手掛ける企業。半導体メモリ関連株への売りが強まり、株価が大きく下落しました。

クアンタム・コンピューティング (QUBT)

株価変動: -10.01%
詳細: 量子コンピューティング技術を開発する企業。第4四半期売上高が減少し、営業費用が大幅に増加したことが嫌気され株価が下落しました。

アーチャー・アビエーション (ACHR)

株価変動: -10.64%
詳細: 電動垂直離着陸機(eVTOL)を開発する航空スタートアップ。第1四半期のEBITDA赤字見通しが市場予想を大きく上回ると発表し、業績懸念から株価が急落しました。

クレド・テクノロジー (CRDO)

株価変動: -14.81%
詳細: データセンター向け高速接続ソリューションを提供する半導体企業。直近四半期決算は予想を上回ったものの、今期見通しが弱かったことから株価が急落しました。

モンゴDB (MDB)

株価変動: -22.24%
詳細: ドキュメント型データベースを提供するソフトウエア企業。第4四半期決算は市場予想を上回ったものの、第1四半期の利益見通しが市場予想を下回り、弱いガイダンスが嫌気され株価が急落しました。
*関連記事「モンゴDB株20%急落の真相──年初来38%安でも「絶好の買い場」と言える理由

*過去記事 株価変動

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